帰省準備に揃えたブツ

 実家に帰るのだ。

バイクで

 無茶と言われようが、無謀と言われようが、バカと言われようが。

 帰るったら帰るのだ。


 とりあえず、防寒対策として以下の品を準備。

http://www.jrp.co.jp/05dsw.htm
ラフ&ロード ボクサーハンドルカバー

 ホントは、グリップヒーターが欲しかったのだが、ハンドルに装着できるかどうかわからず、結局ハンドルカバーでお茶を濁してみた。
以下、使用感

・JRP DSW
 これは、ホントに暖かい。中が滑らか、かつしっかりしてて操作性も悪くない。まだなじんでないせいで、操作が若干硬い気がするが、使い込めば全く問題ないだろう。さすがに値段相応の性能である。やはり、これぐらいの防寒性能があってこそのウインターグローブである。

・ラフ&ロード ボクサーハンドルカバー
 とあるブログで勧められて購入してみた。説明書には、装着にはミラーを取り外した上で、穴に通して固定するとともに、ひもでしっかり結びつけるとある。
しかし、ダブルナットでがっちり固定されているミラーを取り外すためには、レンチを2本用意せねばならず、そこまで手間を掛けるのもためらわれたので、ミラーにひもで固定するのみとした。

 無事装着が完了し、いざ駐輪場からバイクを押して動かそうとすると、、、前輪ブレーキが素早く掛けられない。そりゃそうだ。カバーを掛けてあるんだから、その中に手を入れなければ、ブレーキレバーを握ることができない。駐輪場にはバイクは頭から突っ込んでいるため、最初は右手をシートに添えて、バイクを後ろに動かさなければならない。そのとき、動きすぎてすばやくブレーキを掛けようとしても、カバーが邪魔してブレーキを掛けられない。掛けるには、カバーに右手を入れる操作が必要だ。
 よく考えたら当たり前なんだが、カバーを付けると操作性が著しく下がるのである。自分はこのときまで気付かなかった。なんたる愚かな。しかも、致命的な弱点がこのカバーにはあった。ウインカーの操作である。この操作のとき、親指をグリップからスイッチに持っていく動作を行う時に、指を操作するスペースのカバーの端が引っかかって、すさまじく操作しずらい。親指を動かすには、一旦左手全体を少し手前に寄せて、親指をグリップから離してカバーに引っかからないようにしなければならない。
 はっきりいって無理である。とてもじゃないが、バイクの操作に集中できない。とんだ誤算だった。こんなにバイクの操作性が悪くなるとは考えていなかった。
 結局、左側のカバーは外さざるを得なかった。このまま走ったら、間違いなく事故を起こしてしまう。いくら寒いとは言え、そんなリスクは負えない。ただ、幸いにも、DSWのおかげで、カバー無しでもいくらか寒さに耐えられることがわかった。残念だが、左側にこのカバーを付けるのは諦めるしかない。
 しかし、右側は大丈夫だった。アクセル、前輪ブレーキともに、装着前とほとんど同じように操作できる。やはり、親指の動作がないからだろう。
 しかも、右側は走行中でもとても暖かい。手のひらが汗ばむくらいだ。左手の手が冷たさを感じるのとは対照的である。やはり、ハンドルカバーの効果は絶大のようだ。今回は街中、特に渋滞の中をトロトロ走っただけなので、それほど寒くは無かったが、静岡の1号バイパスのような、巡航ぬわわキロ以上のような道路になると、効果はさらに高まるだろう。

というわけで、今自分のバイクには右側のハンドルだけハンドルカバーがついている。ぶっちゃけとてもダサい。悲しいが、総走行距離700km超のロングツーリング、しかも気候は見事な西高東低、一足早い真冬の超寒気団をノンストップで突っ切って帰らねばならない。寒さで指が動かなくなるよりマシである、と無理矢理考えることにする。

さて、果たして無事にたどり着けるか否か。。。