・見事にハマった。

 @ITのEnterprise Libraryの記事では、C#のサンプルを中心に解説されていた。そこで、VB.NETで試してみようと思い、C#のサンプルに沿って、VB.NETで書き換えたサンプルを作成・実行しようとしたが・・・。

何度試行錯誤しても「dataConfiguration.config」を読み込まない。

なんでだー!!

ってよく読むと、

Enterprise Library Tips】
Data Access Application Block用構成ファイルを自動で配置する方法

という設定が必要らしい。しかし、ここで記述されている対応策は両方ともC#のみ有効な対応らしく、自分がいろいろ試した限りでは、VB.NETでdataConfiguration.configを読むことが出来なかった。

 どうすればいいか考えて、ふと「そういえばQuickStartにVB.NETのサンプルがあるかも」と思い当たり、調べてみるとちゃんとサンプルがちゃんとあった。最初からこっちを見てれば。。。

で、「Data Access Application Block」のQuickStartを立ち上げてみると、「PostBuildEvents」という謎のプロジェクトがいた。どうもこれがC#におけるビルドイベントをVB.NETで実現するもののようだ。

 これを、自分がサンプルで作ったVB.NETのソリューションへコピーし、秀丸で「PostBuildEvents.vbproj」のXMLタグ内にある、プロジェクト名を変更して、ようやく「Enterprise Library」のサンプルを動作させることが出来た。

VB.NETで「Enterprise Library」を使用するのは少々手間が掛かることがわかった。「Enterprise Library」が提供するライブラリ自体は非常にいいと思うので、最初の準備さえ整えば、VB.NETでも問題なく利用できるだろう。